会社員・ビジネスマンにとって、退職は大きなライフイベント。
会社員時代は、給与を受け取り、会社が税金から社会保険まで全てやってくれますが、退職した後は、税金、年金、医療、雇用保険の手続きは自分でやることになるため、多くの会社員は大きな不安を抱えています。
安定収入であった給与もなくなり(または少なくなり)、家計に対する不安も高まります。特に、定年後も働く方にとって、働きながら受け取る年金がどうなるのかに対しては非常に関心が高くなっています。
年金は昨年度から来年度にかけて3年連続で減額となり、来年度以降はマクロ経済スライドの発動も予想されるなど、安定収入の柱である年金に対する不安も高まる一方、物価の上昇、社会保険負担増や増税等、今後の支出は加速度的に増加することが予想されます。
講座では、退職金の受取方法・活用法から、失業手当、退職後の健康保険まで解説・事例研究をも行うことで、定年後の働き方と家計不安を軽減するポイントを習得します。
1.退職金は一時金でもらう?年金でもらう?
メリット・デメリット、税制の確認
2.年金はどうもらう? どう増やす?
ねんきん定期便の見方(いつから?いくらもらえる?)
年金はどのように増やす?
(繰上げ、繰下げ、任意加入、付加年金、自営業者、
サラリーマンの年金対策)
在職老齢年金、高年齢雇用継続基本給付金
3.失業手当と年金、どっちをもらう?
4.退職直後でも利用できる教育訓練給付と改正点
5.退職後の公的医療保険、どれを選ぶ?
任意継続、国民健康保険、被扶養者の要件と注意点
6.退職金、どうする?
どのように運用する?
住宅ローンの返済はどうする?
7.事例研究
(1)退職金の受け取り方法
(2)失業手当と特別支給の老齢厚生年金
(3)定年退職後も働く場合の在職老齢年金と
高年齢雇用継続給付
(4)退職金の運用方法と住宅ローンの繰上返済